大井町の歯科医師・桑水流隼人が考える「削らない審美治療」
歯を白くしたい。歯並びをきれいに見せたい。
もっと自信を持って笑える口元になりたい。
審美歯科を希望される患者様の多くは、そのような想いを持って来院されます。
一方で、歯科医師として多くの患者様と向き合ってきた中で、私が常に大切にしていることがあります。
それは、「きれいにするために、健康な歯を犠牲にしてはいけない」という考え方です。
もちろん、セラミック治療や審美治療そのものを否定しているわけではありません。適切に行われた審美治療は、見た目だけでなく、その方の笑顔や自信、人生の質を大きく変える力があります。
しかし、その美しさを手に入れるために、本来残せたはずの健康な歯質を大きく削ってしまうことには慎重であるべきだと考えています。私はこれまで多くの審美治療、インプラント治療、そして訪問歯科診療に携わってきました。
その経験からたどり着いた答えが、「美しくすること」と「歯を守ること」は両立できるということです。
私が「削らない審美治療」を大切にする理由

歯は一度削ると元には戻らない
歯科治療で忘れてはいけない大切な事実があります。
それは、天然の歯は一度削ると再生しないということです。
髪の毛や爪は伸び、皮膚の傷も時間とともに治ります。
しかし、歯を削った部分が自然に元通りになることはありません。
もちろん虫歯になった部分や、すでに問題が起きている歯を治療するために削ることは必要です。
しかし、健康な歯を必要以上に削ることは、その歯の将来に影響する可能性があります。
歯を大きく削ることで神経への負担が増え、神経治療が必要になる可能性が高まり、結果として歯の寿命に影響することもあります。
だからこそ私は、「どうしたら削れるか」ではなく、「どうしたら削らずに理想へ近づけられるか」を最初に考えます。
>>【関連コラム】美しくするために歯を犠牲にしない時代「歯を守る審美治療」
訪問歯科で感じた「歯を残す価値」
私の歯科医師人生に大きな影響を与えた経験があります。
それが訪問歯科診療です。
通院が難しくなった高齢の患者様のもとへ伺い、食べることや噛むことを支える診療を行ってきました。そこで強く感じたのは、自分の歯が残っていることの価値です。
年齢を重ねても自分の歯で食事ができること。
好きなものを食べられること。
家族と食卓を囲めること。
これは決して当たり前ではありません。
歯を失った患者様の治療を経験したからこそ、若い世代の患者様にはできる限り天然歯を守ってほしい。その想いが、現在の審美治療への考え方につながっています。
未来まで考える審美治療とは
治療直後だけではなく、その先まで見据える
審美治療では、どうしても治療直後の写真に注目が集まりやすくなります。
白くなった。歯並びが整った。形がきれいになった。もちろんそれも大切です。
しかし私が考える本当に良い審美治療とは、5年後、10年後、その先まで患者様が笑顔でいられる治療です。歯への負担が少なく、清掃しやすく、噛み合わせが安定し、長期的に維持できること。
そこまで考えて初めて、本当の審美治療だと思っています。
削らない審美治療「ミニッシュ」という選択肢
近年、世界的に歯科治療の考え方は変化しています。
以前は「きれいにするためには削る」という考え方が一般的でした。
しかし現在は、「できるだけ歯を残して美しくする」という低侵襲な治療へ進化しています。
その代表的な治療の一つがミニッシュです。
ミニッシュは韓国で生まれた、天然歯をできる限り保存することを目的とした審美治療です。
歯を削る量を最小限に抑えながら、歯の色や形、大きさ、軽度な歯並びの改善を目指します。もちろん、すべての方に適応できる治療ではありません。噛み合わせや歯並び、歯の状態を正確に診断した上で、本当に適しているかを判断する必要があります。
大切なのは「流行っているから選ぶ」のではなく、患者様の10年後、20年後の歯にとって本当にメリットがあるかを見極めることです。
インプラント治療を行うからこそ天然歯を守りたい

天然歯に勝るものはない
私はインプラント治療にも多く携わっています。
インプラントは歯を失った方にとって、噛む力を取り戻し、食事や生活の質を改善できる素晴らしい治療方法です。しかし、インプラント治療を経験すればするほど感じることがあります。
それは、「天然歯に勝るものはない」ということです。
どれだけ技術が進歩しても、自分自身の健康な歯には大きな価値があります。
だからこそ私は、歯を失った後の治療だけではなく、歯を失わないための治療を大切にしています。
本当に美しい歯とは
審美歯科というと「真っ白な歯」を想像される方もいます。しかし、本当に美しい歯とは白さだけではありません。顔立ちや唇とのバランス、笑った時の見え方、年齢や雰囲気との調和、その人らしさ。これらすべてを考えてデザインすることが大切です。
私は「歯だけが目立つ口元」ではなく、「その人自身の魅力を引き出す口元」を目指しています。
美しさと天然歯を大切にした審美治療をご希望の方へ
審美治療は、単に見た目を変える治療ではありません。
自信を持って笑えるようになる。
人前で自然に話せるようになる。
写真を撮ることが楽しくなる。
人生を前向きに変える力があります。
だからこそ、その大切な治療で健康な歯を必要以上に犠牲にしてほしくありません。
美しさと健康。現在と未来。その両方を大切にすること。
それが私、桑水流隼人が考える「削らない審美治療」です。
歯をできるだけ守りながら、美しい笑顔を目指したい方は、ぜひ品川区のフラミンゴ歯科へ一度ご相談ください。